頭痛

15歳以上の日本人のうち、3人に1人は「頭痛もち」で、3000万人以上が悩んでいるといわれます。 これほど身近ということもあって、頭痛くらいと軽く考えられがちですが、ひどくなると生活に支障をきたす場合もあります。
頭痛と一言で言っても、その原因は様々で、それよって予防法や対処法が大きく異なるため、一歩間違えればかえって痛みが悪化するなど、逆効果にもなりかねません。
そこで、慢性頭痛でも片頭痛や群発性頭痛などさまざまな種類があり、痛みの程度もそれぞれ。そんな中で最も多く7割以上を占めるといわれる「緊張型頭痛」について

緊張型頭痛は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスであることが多くパソコン、スマホなどで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすいです。

症状
・頭全体が締め付けられるように痛い
・午後から夕方にかけて、痛みが現れやすい。
・首や肩がこりやすい
・首や肩の筋肉のこりと頭痛が一緒に出る
・日頃あまり運動をしていない
・軽い運動、入浴などで楽になる
・パソコンや机に向かうことが多い
・目が疲れやすい、疲れる
このような症状がある方は緊張型頭痛かもしれません。

予防法
・長時間同じ姿勢をとらない
姿勢を正して、同じ姿勢で長時間の作業をしないようにしましょう。
・肩、首の血行アップ
気づいたときには簡単なストレッチをこまめに行い、首や肩の筋肉の緊張をほぐしましょう。
・枕の高さを調整
高すぎる枕、柔らかい枕は首の負担になり、知らず知らずのうちに筋肉を緊張させることに。高すぎず、柔らかすぎない自分に合った枕を選びましょう

簡単なストレッチ例は
・両肩を上げてストンと落とす
両肩をキュッと上げて、ストンと落とします。
・首を左右に倒す
左手を頭にのせて、右肩の力を抜いて左側へゆっくりと首を倒します。反対側も同様に。などなど
■緊張型頭痛の対処法
・温めて、こりをほぐす
マッサージ、蒸しタオル、半身浴などで温めて、首、肩の筋肉のこりを取り、血行をよくしましょう。ストレッチも効果的です。
・気分転換をする
頭痛が始まったら、心身にストレスを加えていることを中止し、早めに気分転換をしましょう。

日頃から自分の身体の状態を把握し痛みのない身体を目指しましょう。

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